
左から日下尚選手(日本)、マルカス・アモヤン選手(アルメニア)、アフメト・ユルマズ選手(トルコ)、ロバートアティラ・フリッチ選手(ハンガリー)。
マルハン北日本カンパニー(韓俊カンパニー社長)は9月25日、所属選手でパリ五輪金メダリストの日下尚選手が、クロアチア・ザグレブで開催された「2025 UWWレスリングシニア世界選手権」に出場し、男子グレコローマン77㎏級で銀メダルを獲得したと発表した。
日下選手は今後、10月1日からドイツ・ブンデスリーガ1部「SV Germania 04 Weingarten」に参戦することも決定。10月3日から始まる全5試合に出場予定で、世界のトップ選手との実戦を通じてさらなる成長を目指す。
本人は「まだ最強ではないことを実感した。次は必ず勝つという気持ちで、体力づくりからやり直す」とコメント。ライバルの存在をモチベーションに、海外選手への対応力強化に意欲を示した。
日下選手は香川県出身の2000年生まれ。学生時代から数々の国内大会で優勝を重ね、社会人1年目の2023年に世界選手権で銅メダルを獲得。2024年パリ五輪では同階級で金メダルを手にし、香川県初の県民栄誉賞や紫綬褒章を受章した。2025年には明治杯全日本選抜レスリング選手権で優勝し、最優秀選手賞(MVP)にも選ばれている。
マルハン北日本は「日下選手の挑戦と活躍を通じ、皆さまと共に『ヨロコビ』あふれる未来を創造していく」としている。