アミュゼクス アライアンスは6月16日、都内品川区のアイオス五反田で定例セミナーを開いた。
セミナーでは、同団体の田守順代表が業界情報やマシーン情報、矢野経済研究所の高橋羊主任研究員が新店情報をテーマに講義を行った。
田守代表は、新型コロナウイルス問題の対応に追われたここ最近の業界動向を振り返り、「休業要請に応じないとして自治体が公表したのはパチンコホールだけ。ある意味、社会の中におけるパチンコ業界の立ち位置が分かった。イメージの悪さを払拭しなければならず、そのために色んな働きかけを行うことが大事だ」と述べた。
その上で、現状について「最近の渋谷地区(東京都)を見ても、稼働は以前の半分程度。色んなホールオーナーの話を聞く限り、休業期間の長かったホールほど、お客様の戻りが遅い。営業再開後、まず戻ってくる層はヘビーユーザーで、それ以外の層の戻りには時間がかかる。この上客に対し、どうしたら戻ってきてもらえるかという発想が必要。地方においても、お客の戻りは平均70%程度で、良いホールでも85%程度だ。7月からのリスタートを想定し、資金繰りなど営業計画を立てる必要がある」と述べた。