同セミナーは、同社が開発した情報総合管理分析システム『Enterprise Ver.2』を活用した効果的な分析方法を学ぶもの。開催に先立ちあいさつした同社の玉田正明シニアマネージャーは、「これまでの『Enterprise』は、データの量に注力してきた。その結果、現在では全国の店舗のおよそ7割にあたる約6,300店舗、約300万台分のデータを保有するにまで至った。今後はデータ量だけでなく、システムの質にもこだわってより良いものにしていきたい」と語った。
第1部では、船井総合研究所・チーフ経営コンサルタントの島田雄一郎氏が登壇。「商圏内の客数把握の重要性、営業数値管理における客数データの使い方」をテーマに、『Enterprise』を活用した「商圏分析」の方法について講話。「これからのホールはそこにしかない特色を出していかなければならない。自店の強みを明確にするためにも、機械のデータよりもまずは客数を注視すべき」としたうえで、『Enterprise』のデータをもとに遊技人口比率の考え方と傾向や、自店の強みの見つけ方についてレクチャーした。
続く第2部の「機種分析」では、トビラアケルの小島信之代表が「なぜ、機種の判断が必要なのか、『Enterprise』を使用した機種の判断の方法」について講話。「新台の良し悪しは導入から3日間の実績をもとに評価し、木曜日には増台の有無の決定・発注を行っていくことが重要」と述べたのち、導入から増台までのスケジュールや、最速導入ではない店舗での『Enterprise』を活用した増台の判断の手法などについてレクチャーした。