《フェスタ》の屋号でチェーン展開する東横グループ(本社・横浜市/飯島隆史社長)は9月1日の防災の日にあわせて、系列店で非常食・飲料水の配布と炊き出し訓練を行った。
同社では阪神淡路大震災を機に災害発生時の対応など防災に向けた施策を策定し、2006
年から各店舗で仮設トイレ、担架、AEDの設置と非常食の備蓄を開始。災害時に備え、一時避難場所の提供、非常用備蓄、炊き出し、防災啓蒙活動を実施している。
特に東日本大震災のあった3月11日の防災復興の日、9月1日の防災の日には、系列全店で災害発生を想定した訓練、炊き出し訓練、地域住民に防災意識を高めてもらうべく、備蓄飲料の配布などを行っている。
当日、郊外店の《東横フェスタ8》では、店頭でスープの炊き出しを実施。炊き出しでは店舗敷地内に設置した「災害対応型LPガスバルク供給システム」を活用し、出来上がったスープを店内の遊技客に提供した。また、開店前には災害を想定した避難訓練も実施。1日を通して防災意識を高めた。
今後は、同社だけの取組みにとどめず、飯島社長が組合長を務める横浜市遊技場組合傘下のホールにも広げ、業界における災害対策のモデルケースとして輪を広げていきたいとしている。