総会の冒頭で挨拶に登壇した権田清理事長は、「継続的な対応が必要なギャンブル等依存問題をはじめ、受動喫煙防止対策、消費税増税など、様々な課題が山積しており業界を取り巻く環境は極めて厳しい状況にある。そのため、組合員一同が一丸となって真摯に問題に向き合い、令和の新時代に適合した業界作りのため、汗と知恵を出し合い、努力していかなければならない。またこれからの社会の方向性は、各企業が働き方改革に真剣に取り組み始めており、個人の余暇時間が増加していくのは確実で、ある調査では余暇利用の上位にパチンコがランクされているという結果もある。こうした社会の変化を的確にとらえ、戦略的な取り組みを行っていくことが重要であり、ピンチをチャンスに変える発想を常に持っていくことが重要」と述べた。
来賓祝辞では三重県警察本部生活安全部の西堀浩一首席参事官が登壇し、小松雅和生安部長の祝辞を代読。同組合が取り組む「金のハートの奨学金」制度や各種防犯活動等の社会貢献活動に対し敬意を表したのち、「パチンコ依存防止対策」と「各種犯罪の抑止」の2点について要請した。
議案審議では、上程された議案は全て原案どおり可決承認。任期満了に伴う役員改選では、権田理事長が再選を果たした。また、7期にわたり専務理事を務めた佐波豐専務理事が辞任。新たに伊藤正彦氏が専務理事に選任された。