2019年度のpp奨学金給付生は36名(大学院生12名、学部生22名、高専生1名、専門学校生1名)。応募者152名の中から書類選考、面接を得て、選ばれた。
式典では、pp奨学金委員会の深谷友尋委員長が、「奨学生の諸君にはこれから日本の中で、世界の中で羽ばたいていただきたい。その支援を少しでもパチンコ業界をあげてできればと思っている」と式辞を述べた。
4月から茨城大学大学院に進む女性は、恩師のガンをきっかけに医療の仕事に携わることを志しているものの、家庭の事情で経済的な支援がなくなったことなどからpp奨学金に応募。今回の給付の決定を受けて大学院への入学の届けを出したと言う。「この奨学金があったから入学届けを出すことができた。今後は奨学金にも支えていただきながら、自分に与えられた使命を果たしたい」と話した。
pp奨学金は、返済不要な「給付型」の奨学金制度。遊技客から寄付された余り玉やメダルを、原則1玉4円、1枚20円に換算したものが原資となっている。2019年3月現在、募玉募金箱の設置店舗は123店舗。
給付は、2017年度のパイロット版を含めて今回で3回目。2017年度8名、2018年度22名に給付している。