1月29日に行われたプレス向け内覧会で都筑社長は、「今回は新しいスタンダードになりうる“省力化”と“SNS映え”をテーマに掲げ進めてきた。人手不足が社会問題になっている中、一部の業界では無人化が進められている。当業界にはまだアナログの部分も多いが、人にしかできない仕事に高いパフォーマンスを発揮してもらうため、(省力化などの)新たなスタンダードに取組んだ」と語った。
省力化に資する設備機器では、事務所金庫室へ紙幣を集約する紙幣搬送システム(エース電研製)をはじめ、セルフカウンター、賞品自動販売機、ウェアラブルウォッチ、清掃ロボットなど、最先端の設備を導入した。
セルフカウンターは、遊技客が遊技終了後に残玉(メダル)のあるカードをPOS端末に挿入すると玉数(メダル数)に応じて景品が払い出されるシステム。カウンターには4台のPOS端末を設置し、2台が有人、2台がセルフ対応となる。
賞品自動販売機は、自販機の中に賞品が陳列され、賞品番号を押して、残玉(メダル)のあるカードを挿入すると賞品が出てくる仕組み。
清掃ロボットは、閉店後にフロアを掃除する自動清掃ロボット。1階、2階に1台ずつを配置し、閉店後の清掃業務の負担軽減をはかる。
一方、SNS映えでは、店内にプロジェクションマッピングを取り入れた。ドン・キホーテとの共有スペースには、インタラクティブサイネージを設置し、遊技をしない人にも楽しんでもらえる仕掛けを用意している。
また、店内は禁煙で、加熱式たばこ専用喫煙室2カ所、喫煙専用室1カ所を設けている。
都筑社長は愛知県豊田市内の3店舗のM&Aも発表。「3店舗のM&Aにより、今年は27店舗となる。東海地区で最大規模となる中、お客様のニーズを先取りしていけるような道標となる会社を目指していく」と今後の方針を語った。