当日は、1時限から3時限まで各75分のセミナーが全22講義開かれ、業界で定評のある講師陣が営業戦略をはじめ、遊技機戦略、プロモーション、ゴト事例、受動喫煙防止対策、マーケティング、業界分析などをテーマに講演した。パネルディスカッションを含め、登壇した講師は32名に上った。
特に、2〜3時限に行われたパネルディスカッションでは、「各方面から見る業界未来」をテーマに、JAPaNの高橋正人代表理事を司会に、株式会社MIDジャパンの三井慶満代表取締役、株式会社マルハンの西ケ谷敏行店長、パチンコライターの「丈幻」こと春日弘光氏、認定NPO法人ワンデーポートの中村努施設長、株式会社矢野経済研究所の鮫島将克上席研究員が、現在の業界を取り巻く様々な課題や今後のあり方等について意見を出し合った。
同時に今回のディスカッションに合わせて事前収録された衆議院議員・平沢勝栄氏のコメントをビデオで放映した。その中で平沢氏は業界の現況に対して、「業界が厳しいのは当たり前。昔と違って今はいろんな娯楽があり、選択肢がある中で、この業界で遊んでもらうことを選んでもらうには大変な努力が必要」と指摘。さらに「売上が下がった、ファンが減ったというのを、警察の規制が厳しいと嘆いているだけではダメ。業界にも問題があるわけで、それを含めて、危機意識を持って」と提言した。また、業界は一致団結していないとも述べ、「生き残るには中から変えないといけない」と奮起を促した。
その他、会場内には企業ブースが設置され、28社・団体が新製品や新サービスなどを来場者にアピールした。