総会に先立ち挨拶に登壇した山本龍彦理事長は、「業界は市場規模の縮小、パチンコへの参加人口の減少、依存問題等のマイナス面ばかりが表に出ている。しかし、こういう時こそ諸先輩方が築いた組合の基礎の上に我々が汗を流して、組合の相互の連携を図るとともに積み重ねながら、安心・安全な遊技機の流通促進という目的のためにさらに前に進んでいきたい」と、設立30年の節目に歴史を振り返るとともに抱負を語った。
その後の議案審議では、上程された議案は全て原案通りに可決承認。議案審議終了後には、永年功労者表彰が執り行われ、同組合設立当初から加盟していた44企業の代表者らが表彰を受けた。同表彰は、本年度から新たに行われるもので、加盟から30年が経過した企業と代表者を労い表彰するものとなっている。
来賓として招かれた福岡県警察本部生活安全部生活保安課の丸山隆課長は、遊技機の認定への迅速な対応に対して謝辞を述べたほか、遊技機の不正改造の絶無などへの取組みの強化を要請した。
一方、九遊連の岩下博明会長は、遊技機の認定対応や熊本地震の復興協力に対し謝辞を述べたのち、「我々が安く仕入れられるような機械の生産をお願いしたい」と要請した。