大饗理事長は挨拶冒頭で規則改正、依存問題など激動の1年を振り返り「組合員の理解と協力のおかげをもってこの1年間の職責を全うできたことを心から感謝申し上げたい」と組合員に謝意を示した。また、平成29年度の認定申請台数は68万1,467台で前年度比約48万台増(333%増)となったことを報告した。
6号機については、デビュー時期が早くて盆明けとの声が挙がっているが未だ1型式も適合を受けていないことを踏まえ、メーカーを応援しながら待つしかないとした。また、毎年8月の第1週に実施している「パチスロの日」に関して大饗理事長は、今年は8月に開催せず11月半ばを目処に開催するため日程調整中であること、内容についてはパチスロの日としてのイベント色ではなく、日電協を中心としたメーカーの合同展示会という色彩を強めたイベントにしたい考えを明らかにした。
先月末に遊技機メーカー数社が直接中古書類を発することを発表した件について大饗理事長は「取り急ぎ協議をして、先週末の時点で一旦発表した内容は棚上げし、今後は中古機流通協議会の枠組みの中で、メーカーさんの思っていた『業界に貢献したい』。、『ゴトや不正の被害が広がりを見せているのではないか』といった危惧の部分を、ホール団体、我々回胴遊商と密に連携をとりながら議論していくことで決定した」と報告した。
しかし、メーカー数社から目視点検に疑問が呈されたことを重く受け止めなければいけないとし、大饗理事長は「今後メーカーさんからはスピーディなゴト情報をいただけるよう協議している。その際はスピーディな決定、運用方法の変更、遊技機取扱主任者の方々の点検項目など柔軟に対応し、変化を恐れることなく我々の商売を守っていきたいと考えている」と述べた。
最後に大饗理事長は「遊技産業全体が厳しい時期のため、業の確立は非常に厳しい課題であり、おそらく私以降の理事長、執行部の永遠の課題になる。業の確立は切磋琢磨しながら日々努力を重ねなければ達成できないと考えている。今期1年間も理事、監事、委員を含めて業の確立のために頑張っていくのでこれまで以上にご理解、ご協力を賜りたい」と述べた。
そのほか組合大会では警察庁生活安全局保安課の小清水徹係長が山田好孝課長の挨拶を代読。また、同組合が毎年実施している幼児車内放置ゼロ巡回活動で昨年8月、幼児車内放置を未然に防いだ㈱アドバンスの表彰が行われた。
なお、上程議案はすべて可決・承認された。
※大饗(おおあえ)理事長の「あえ」の字は、上が「郷」、下が「食」ですが、ご覧いただく環境によっては正しく表示されない場合がございます。予めご了承ください。