全日遊連は4月18日、日工組と日電協に対し、遊技機の音量と光量の調整機能に関する要望書を提出した。
音量に関しては、音量の調整範囲の上限値を各ホールで設定できるようにすること。また、音量の調整範囲は数値的に多段階とし、全メーカー共通とすること。セキュリティ音(報知音)の音量は設定値に比例して上下するようにすること、を要望した。
光量に関しては、光量の調整範囲は多段階とすることを要望した。
全日遊連は要望書の中で、遊技ファンへのアンケート結果を引き合いに、パチンコ店に対する不満の一つに遊技機の音量が挙げられ、40歳以上の中高齢者を中心に遊技機の大きすぎる音や眩しすぎる光を不快とする傾向が見受けられると指摘。
また、遊技機の音量により、火災警報機等の警報音が聞え難いような状況では防犯・防災上の観点から大きな問題があるとし、さらにホール従業員が騒音性難聴を発生するリスクを抱えていることなどを指摘している。
既存の遊技機にも音量や光量の調整機能が搭載されているものの、調整範囲や方法にメーカー毎の差異があるなど、同一音量にあわせることや音量の上限値を設置することができないとしており、ホールの職場環境の改善を図るためにも、統一したルール策定を要望している。