会場には2日間で延べ約1,300社が出展、延べ約51,000人の学生が来場した。
業界企業からは、マルハンやアメニティーズ、アンダーツリー、オザム、サンキョー、ジョイパック、善都、東栄商事、トリックスターズグループ、日拓リアルエステート、ピーアークホールディングス、平川商事、メッセ・ゴー、安田屋、遊楽などが出展。メーカー関係ではサミー、SANKYO、フィールズがブースを構えた。
スペシャルセッションエリアに出展したマルハンは、学校の授業風景を模したブースで学生たちにアピール。同社採用担当者は、「この度、ホワイト企業アワードを受賞したが、そうした働きやすさとあわせて、自社のビジョンや理念を伝えていきたい」と話した。
愛知県に本社を置く善都は、今年から東京会場での企業説明会を開始。「東海方面へのUターンを希望する学生たちとつながりができれば」(採用担当者)と、積極的に学生との接触をはかった。
サミーは人事部と広報部が連携し、企業説明コーナーの隣に遊技機の体験コーナーを用意。広報担当者は、「パチンコやパチスロをやったことがない学生が増えており、まずはどんなものか知ってもらいたい。その上で会社にも興味を持ってもらいたい」と遊技機を窓口に会社を印象づけた。
2015年以来の新卒採用となるSANKYOの人事担当者は、「次世代遊技機の開発などの将来性をアピールしたい。中途採用が多くなっており、若い人材の力で組織を活性化していきたい」と話した。
主催者の(株)マイナビによると、新卒採用は売り手市場が続いており、遊技業界だけでなく、建設業、小売業、サービス業、医療・福祉などで人手不足の状況という。今年の就職戦線は3月から企業説明会等が解禁されているが、すでにインターンを通して学生の選考等が行われるなど、各企業では短期決戦で学生の確保を目指している。