同研修会は遊運連が一昨年より開催しているもので、挨拶に登壇した栗原真会長は「本研修会は、健全な営業を阻害する不正事案を撲滅し、善良な遊技ファンの期待を裏切ることのないよう、行政とメーカー団体及び関連団体よりご指導いただき、情報交換を密にし我々運送業者が携わる運送業務の健全化や全国同一のセキュリティの構築を推進し、型式試験に適合した遊技機をメーカー様工場からホール様へ間違いなくお届けすることを目的としている」と改めて趣旨を説明。その後、「研修会で学んだことを基に、全国の模範となるような取り組みを期待している」と述べた。
研修会は2部構成で進められ、第1部では日本遊技機工業組合営業業務部の荒井薫副部会長と、日本電動式遊技機工業協同組合の健全化・セキュリティWG員である山本健氏が登壇。荒井副部会長は、「業務委託に関する規程について」、「設置確認業務・点検確認業務について」、「ぱちんこ遊技機の規則改正について」の3点について講話。続く山本氏は、「回胴式遊技機の規則改正について」と題し6号機の内規について改めて解説したのち、規則改正に伴う日電協の取り組みや6号機の実施スケジュールなどについて講話した。
第2部では、セデック株式会社の中澤豊和取締役セキュリティ事業本部長によるセキュリティセミナーが行われ、昨年の遊技機関連の不正事犯件数を報告。その後、不正品混入の仕組みと経路について解説したのち、不正実例を写真を用いて紹介し注意を呼びかけた。