15年前のパチンコ店駐車場強殺未遂に時効成立

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 15年前に名古屋市内のパチンコ店駐車場で発生した現金輸送車強盗殺人未遂事件に、11月18日午前0時、公訴時効が成立した。日本経済新聞web版が伝えた。

 事件は15年前の2002年11月18日正午ごろに発生した。名古屋市中区富士見町のパチンコ店駐車場に入ってきた現金輸送車が2人組の男に襲われ、現金約870万円が強奪された。犯人は警備員2人に発砲、1人は首を撃たれて重体となった。

 報道によると捜査線には約1,400人が浮上。地元愛知を含め1都1府9県のほか、中国人にも捜査は及んだが、犯人特定には至らず、時効成立10日前の11月10日、愛知県警は容疑者不詳のまま強盗殺人未遂容疑で書類送検し、捜査を事実上、終結していた。

 首を撃たれた安田好孝さん(52)は当時、一命をとりとめたものの、重い障害が残り、車椅子での生活を余儀なくされた。

 殺人や強盗殺人など凶悪犯罪には2010年の刑事訴訟法の改正により公訴時効が撤廃された。しかし強盗殺人未遂罪に時効は残っている。安田さんは被害者の生死で(時効を)線引きしないでほしいと訴えていたと同紙は伝えている。

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