ユニバーサルエンターテインメントは9月14日に同社の岡田和生元取締役会長の会見を受けたロイターの「EXCLUSIVE-ユニバーサル元会長、HDの代表復帰を宣言」という記事に対し、同社IRリリースでコメントを発表した。
リリースによると、岡田元会長が、同社の非上場親会社である「Okada Holdings Limited」(以下OHL)の「代表」や取締役に復帰し、適法に同社に対して臨時株主総会の招集請求を行ったとしているが、そのような事実はない、としている。また9月15日、同社がOHLの取締役であると認識している高田誠氏及び石田敦信氏に対して照会したところ、OHLの株主間における議決権行使の委任を含め、岡田元会長が適法にOHLの過半数の議決権を獲得し、保持している事実はなく、また、岡田元会長がOHLの「代表」や取締役に復帰した事実はない旨の回答を得ているという。また、同社がOHLより、現在までのところ、法律上、有効な同社の臨時株主総会の招集請求を受けた事実もないとしている。
同社では、特別調査委員会から8月29日に提出された、専門的かつ客観的な立場からの調査結果を真摯かつ厳粛に受け止め、当該調査結果及び同委員会から提言された再発防止策をふまえ、今後、具体的な再発防止策を策定し、実行していきたいという。