九州遊技機商業協同組合(山本龍彦理事長)は5月30日、福岡市内の『ホテルオークラ福岡』で通常総会を開催。冒頭挨拶で山本理事長は昨年の全国約73万台に及んだ撤去問題をクリアできた点に謝意を表明。「日工組からも全商協(九遊商を傘下に束ねる遊商組合の全国連合組織)の力なくして完遂できなかったとの評価をもらっている」と強調した。
また昨年末のIR推進法の成立を受けて課題に浮上している依存症対策問題にも触れ、「いろいろな課題が指摘されているが、そんな中でも前に進んでいくことが大切だ」と述べた。
その後の審議では上程された議案がすべて原案通り可決。任期満了に伴う役員改選で山本理事長が2期目の再選を果たした。
来賓として招かれていた福岡県警生活安全部生活保安課の猿渡課長は、昨年の撤去協力に改めて謝意を述べる一方、「不正遊技機の根絶はもとより、射幸性の抑制をはじめとしたのめり込み防止対策、適正営業の推進を図っていきたい」と語った。
九遊連の岩下会長は、「昨年は撤去問題で揺れたが、今年はパチスロで同様の問題が発生する可能性が出てきた。皆さんの協力を得ながら、私どもホールも努力していきたい」と述べた。