大会では、任期満了に伴う役員改選で決定した新役員の紹介が行われ、新理事長に大饗裕記氏が就任したことが報告された。大饗理事長は「12年間にわたり、回胴遊商、そして業界のリーダーとしてもご活躍された伊豆正則前理事長の後任になった。大変厳しい時期だが伊豆前理事長に相談役として参加していただき、先頭に立って皆様方組合員のために業界のために汗をかいていく所存」と決意を表明した。
その後、今年度の活動目標として「健全な遊技機の流通と販売活動の確立」、「中古流通と認定申請に関わる業務の健全化・適正化の確立」、「支部組合員の連帯と、支部活動の充実・推進」、「新たな時代に対応できる組合組織の強化推進」、「業界団体との連携強化による依存問題対策の推進」の5項目を掲げたことを報告した。
今総会で相談役に就任した伊豆氏は「この12年間、信念と覚悟を持って正々堂々と販売会社の立場で頑張ってきた。販売会社がホール、メーカーにものを言える地位を確立できたと自負している。これもひとえに温かいご支援、ご理解いただいた皆様のおかげ。本当にありがとうございました」と6期12年にわたる理事長職で携わったすべての人に謝意を述べた。
また、行政からは警察庁生活安全局保安課・津村優介課長補佐が来場し、小柳誠二課長の挨拶を代読。「業界が一丸となりパチンコへの依存防止対策に重点をおきつつ、パチンコが健全な娯楽となるための取り組みをより一層推進してほしい」と述べた。
なお、組合大会に先駆けて開催された総代会では全ての議案を可決承認。組合大会後の講演会では、自身がギャンブル依存症から立ち直った過去を持つ(一社)ギャンブル依存症問題を考える会・田中紀子代表が「ギャンブル依存症対策について」をテーマに講演した。
※大饗(おおあえ)裕記理事長の「あえ」の字は、上が「郷」ですが、環境によっては正しく表示されない場合があります。ご了承願います。