業界の裏方に光を!「ぱちんこ技能甲子園」開催へ

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記者会見の模様。右から高橋和裕副理事長(大会実行委員長)、田中新一郎理事長、稲森勉事務局長。

 一般社団法人遊技機専門施工協会は5月11日、都内で記者会見を開催し、7月7日の七夕の日に「第一回ぱちんこ技能甲子園」を開催することを発表した。

 会見冒頭で挨拶した田中新一郎理事長(株式会社エッジ代表取締役)はまず「遊専協は店舗の大型化や、新台入替日時が集中するようになった現状に対し、設置業者間で協力体制を図るためルールの統一化、強いては業界内での地位向上を目的に設立した」と遊専協の成り立ちや現在の設置業者の置かれている現状を説明した。

 次に「ぱちんこ技能甲子園」の大会実行委員長を務める高橋和裕副理事長(株式会社メディアミックス代表取締役)が「『ぱちんこ技能甲子園』は業界で普段は目立たない我々設置業者の観点から、長引く不況で元気のない遊技業界を盛り上げて行こうという理念のもと考案しました。この大会を通じて業者間の交流、親睦を深めることと同時に入替技術の向上、そして人知れず真夜中に頑張っている方々にスポットを当て少しでも設置業者のことを知っていただければと思っている」と大会主旨を説明した。

 同大会は今回、遊専協の関東地区の会員を集め開催される。1組2名でチームを組み、計10組20名が参加し、第一試合「遊技機入替に伴う一般常識と知識の早押しクイズ(知識勝負)」、第二試合「遊技機入替に対する情熱プレゼンテーション(情熱勝負)」、最終試合「実機と研修島での入替(技術勝負)」の3種目勝ち抜け形式で競われる。大会終了後の9月15日に表彰式が行われる予定だ。

 また、大会参加者の募集は6月下旬まで行われるため、今遊専協の会員になれば参加が可能となっている。

 最後に田中理事長は「我々はパチンコ業界の裏の裏の裏方で、私たちのことを知らない方がほとんどではないかと思う。ただ、私たち設置職人は夜中に睡眠時間を削り、パチンコホール強いてはパチンコユーザーの翌日の新台が並ぶ笑顔を思い浮かべながら、命賭けて魂込めて作業する熱い男たちがいっぱいいる。この大会で彼らにフォーカスをあて、設置業界の認知度が少しでも上がり、業界に寄与していければと思う」と大会への抱負を語った。

 遊専協は平成25年5月17日に設立。新台入替時に業者間で協力体制を図りスムーズに作業を行うため、現場をまとめる人材育成を目的に遊技機施工主任者認定制度を策定。現
在は関東で約60名が遊技機施工主任者資格を有している。

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