神奈川福祉事業協会は神奈川県遊協が昭和60年に設立し、福祉寄付事業と福祉事業の2本柱による活動を展開。福祉車両の贈呈は昭和60年の設立以来続けられており、今回の贈呈で累計264台、助成総額は7億8千万円を超えた。
贈呈式では伊坂重憲理事長が「福祉事業協会は社会貢献を行う団体として設立され、32年に渡り活動を継続しており、福祉車両の贈呈のほか、大相撲招待、車いす空の旅を30年近く継続して行っている」と述べ、特別支援学校の生徒を招待したふれあいコンサートの開催、長年に渡り継続しているボリショイサーカスへの招待も延べ6万3千人を超えたことや、イヌネコ殺処分ゼロを達成した神奈川県への支援など多岐に渡る活動を説明。
伊坂重憲理事長は「福祉車両の贈呈は平成20年より寄贈先の公募を行っているが、今回は前年の68件の応募の中から厳正な審査の結果、7団体への贈呈に至った。業界は厳しい経営環境にあるが、厳しい時期だからこそ社会貢献の灯火を絶やさないよう、継続は力なりを胸に活動を継続していきたい」と挨拶。
これを受け神奈川共同募金会の牧内良平会長が祝辞を述べたほか、受贈団体代表として社会福祉法人・日本キリスト教奉仕団の山田貫司理事長が謝辞を述べ、伊坂理事長に感謝状を贈呈した。