8団体を代表して挨拶した札幌方面遊協の合田康広理事長は、IR推進法の成立によりギャンブル依存症の問題が取りざたされていることを受け、「一般のお客様は、パチンコはギャンブルだと思っており、我々は遊技だと主張している。しかし、内向きの話では社会に通用しない」と述べ、パチンコが遊技であることを社会にアピールしていくためにも、「法令をしっかりと守り、遵法営業の中でパチンコのあるべき姿をホール、メーカーともに模索していきたい」と決意を示した。
また、開会に先立ち、北海道警察本部保安課・大釜寛貴課長補佐がパチンコ営業の健全化について行政講話を行った。
大釜課長補佐は「健全化の根本にあるのは射幸性の抑制」と指摘し、カジノ等の賭博とは異なる遊技である以上、「規制の中で営業していただかなければならない」と述べ、各種法令の遵守を改めて要請した。広告宣伝違反や賞品買取違反については、昨年は改善が見られたと述べ、引き続き健全営業を求めた。
検定機と性能が異なる可能性のあるパチンコ遊技機の回収撤去については、「北海道は100%達成したと警察庁から報告があった」と評価した一方、「今後このような問題が二度と起きないよう業界全体で考えていただきたい」とくぎを刺した。