同奨学金制度は同協会が昨年度からの新しい試みとして、公益財団法人かながわ国際交流財団(KIF)の発案で設立。外国に住んでいた経験のある帰国子女や、両親が外国人など、外国につながる若者が保育士として地域社会で活躍できるよう人材育成を行うことを目的とし、奨学生に対し6年間にわたり約2,000万円を助成するものだ。
入学式当日は8歳の時にブラジルから来日し、第1期奨学生に選考された百瀬美恵さんが「普段の生活の中でも両親や周囲のブラジル人のための通訳をすることがあった。日本人からも外国人からも頼りにされる保育士になりたい」と抱負を述べるとともに、これからの専門的知識・技術習得への決意表明を行った。
入学式には同協会・伊坂重憲会長が来賓として招かれ、「外国につながる皆さんのこれまでの経験が、保育園・子ども・保護者との言葉や文化の懸け橋となることを期待している。職業に就くための専門的な学習は容易なことではないが、ここに集う皆さんには夢を諦めず、強い気持ちで目標に向かって一歩一歩進んでいってください」と祝辞を述べた。
また、神奈川県遊技場協同組合(伊坂重憲理事長)と神福協は4月9日、藤沢市秋葉台文化体育館で開催された第24回大相撲藤沢場所に、藤沢市など6市1町の障害者施設・高齢者施設及び児童福祉施設の入所者を招待した。招待された入所者は、ひいきの力士たちに大きな声で声援を送りながら、力強い相撲を満喫した。
藤沢場所と合わせて献血キャンペーンも開催され、日本赤十字社の近衛忠輝社長、神奈川県支部長の黒岩祐治県知事等が参加し献血への協力を呼びかけた。