検定機と性能が異なる可能性のあるパチンコ機に回収協力(撤去)を求めている日工組が価格の安いリユース機を代替機として用意する考えを全日遊連に提案していたことがわかった。4月20日に都内で開かれた理事会後の定例会見で全日遊連の阿部理事長が明らかにした。
日工組から受けた説明として阿部理事長は、「リユース機は11メーカー、20数機種。価格は20万円を超えないと聞いた。回収対象機をいち早くなくす意味でもひとつの方法だと思う」と述べ、前向きに評価する考えを示した。
ただリユース機以外の条件交渉については依然として平行線をたどっており、全日遊連は引き続き価格の引き下げを求めていく方針。
第1次・第2次リストに示された回収対象機は約13万7,000台。このうち現在までに撤去された台数が6万台前後に上っていることも会見では報告された。第3次リストの通知は6月が予定されている。