ぱちんこ依存問題の電話相談事業を行っている認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)は昨年12月の相談件数並びに2015年の年間相談件数データの一部を集計した速報版報告書をまとめた。
報告書によると昨年12月の相談件数は174件で、電話回線システムの不具合が重なった影響もあり、前月より73件減少。相談回数は初回相談が124件、複数回相談が30件、間違い・無言・問い合わせが1件となった。
また、2015年の年間の相談件数は2967件。前年より110件減少したが、昨年8月3日から依存問題以外の相談を請け負う全商協RSN支援室を立ち上げ、音声ガイダンスによる相談振り分けシステムを開始したことにより、間違い・無言・問い合わせ件数が減少、複数回相談件数は前年の約1.5倍の476件になるなど利用者の定着が進む結果となった。
相談者は本人が1675件、家族・友人が477件でカジノ問題の審議やそれに付随する依存問題についての報道が増えると家族・友人からの相談が増加した。利用するきっかけはホール内ポスターが947件と最も多く、インターネットが779件で続いた。
なお、2006年4月の開設からの累計は1万7771件となった。