伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)は5月26日、27日に行われ、関連する閣僚会議などを含めると4月から全国各地で開かれる。これらサミット及び関連会議の開催期間にあわせてホールでの入替を自粛することで、警察の負担を軽減し、警備に協力する。ただし、自粛期間に関しては今回の理事会で決まらず、2月12日に臨時全国理事会を開いて協議する。
期間が決まらなかった理由について阿部恭久理事長は、「各県で様々な事情があることから、改めて議論することになった。中心になるのは首脳会議の5月26、27日だが、その前段階でいろいろな会議がある。場所によってはずっと警備が続いてしまうところもある。また、何もない県もある。どこにあわせるのが適正なのか、次回の臨時理事会で議論する」と説明した。
また、今回決議した入替自粛と、今後本格化する高射幸性遊技機の入替との関連について阿部理事長は、
「(入替自粛を)長くやれば警察警備のプラスにはなる。しかし、我々がやるべき高射幸性遊技機を可及的すみやかに入れ替えるという部分に関しては先延ばしをしているとも見られかねない。その辺のバランスも考えないといけない」との認識を示した。
その他、遊技産業に関わる14団体が1月26日に行う「パチンコ・パチスロ産業賀詞交歓会」で、各団体が社会、ファンに向けた声明文を公表することを明らかにした。検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機の取り扱いについて、昨年12月25日に日工組とホール団体が健全化に向けた取組み内容を警察庁や業界内に示していたが、業界に所属する全ての団体が社会、ファンに向けて積極的に健全化の推進を宣言する必要があるとの認識から、声明文では各団体が具体的な取り組み等を定める予定になっているという。