浜友観光は先日、運営する「楽園」グループ全店舗に同機を導入することを発表。グループ総設置台数は123台で、中でも“遊びやすさ”を徹底追求する同店は全国最多の17台を導入した。
発表会の冒頭、挨拶に登壇したA-gonの金子亮太代表取締役は同機が“真の原点回帰”をコンセプトに開発されたことやオールドファンや新規客の獲得に期待が出来ることを強調。「我が社は大衆娯楽の発展のためにこれからも遊べる遊技機を開発していきたい」と語った。
続いて登壇したのは浜友観光の谷沢和則常務取締役。グループ全店舗導入へと踏み切った理由について「『CRA-gon昭和物語』のコンセプトである“原点回帰”“新しいファンの獲得”が当社の追求する“遊びやすさ”“楽しさの体験”と合致していた」と語り、「これを機に新しいファンやオールドファンのお客様に対してゆっくり遊技できる空間を提供し、新しい時代に沿ったパチンコホールを目指していきたい」と述べた。
発表会の終盤に設けられた質疑応答の中で、同機の第一印象を問われた谷沢常務取締役は「手打ち式ということで自力感が強い、テクニックがいる印象。これはオールドファンよりも新規のお客様、若い年代のお客様にパチンコ本来の面白さというものを味わってほしいと感じた」と若年層のファン獲得に期待、今後のプロモーションについては「店内のサイネージに打ち方のコツなどテクニックを紹介する映像を流しアピールしていきたい」と積極的にアピールしていく姿勢を示した。
その他発表会では、諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授が手打ち式パチンコが認知症予防に効果的である理由について解説したほか、パチンコ博物館の牧野哲也館長が手打ち式パチンコが市場から無くなった経緯や復活する意義について熱弁。発表会後には試打会が設けられた。
なお、同機は12月7日から全国導入を開始している。