延田エンタープライズが、兵庫県内の大型リゾート施設の新事業予定者に決定した。12月8日付の産経新聞が報じた。
報道によるとこの施設は三木市の「グリーンピア三木」。年金資金運用基金が保養施設として昭和55年に開業し、その後同基金の経営破綻により、平成17年12月に県が取得。県は現在の運営事業者と今月19日までの賃貸借契約を交わしていたという。
延田エンタープライズは県の募集に応募し、選考委員会の審査を経て今回新事業者に決定した。同社は敷地西側の土地222万㎡とホテルや体育館など建物57棟を11億1800万円で購入し、残りの125万㎡の土地は環境保全のため引き続き県が所有するという。
同施設の今後の展開について同社は「既存施設の改修・充実やラグジュアリーホテル、温浴施設などの新規事業を行い、“癒し”を体感できる総合的なリゾート施設にしたい」とホームページ上で発表している。