「現在のパチンコは大衆娯楽ではない」小森氏が熱弁

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小森ワーキングの小森勇代表取締役。

 小森ワーキングの小森勇代表取締役が主催する「常総市支援セミナー」が11月18日、パークサイドホテル上野で開催された。

 講師は小森代表取締役に加えエスエーアイ斉藤好一代表取締役、中古機相場コムの浦田潤会長、ピーチョイスの金山公映氏、GGPの市原毅代表、エスサポートの三木貴鎬代表取締役、ピーメディアジャパンの高橋和輝代表の計7人が担当。講演はパチンコ・パチスロ機の運用方法や中古機の売買、集客術など様々な演題が用意され、当日は113名もの業界関係者が受講、座席数が不足するなど多くの関心が寄せられた。

 小森代表取締役は「ズバリ、来年はこんな年になる」と題して「くぎ問題」や「回収・撤去問題」に触れながら今後の業界動向を予想。その後、ホール企業の新規出店や来年以降のパチンコ・パチスロ新機種について語った。

 今後の業界動向を語る中で小森代表取締役は「真剣に『大衆娯楽』という意味を考えないといけない。現在の機械みたいに初当りまでに2万も3万もかかる機械は大衆娯楽とは呼べない。昔みたいに5千円程度で遊べる感覚を行政からは求められている。その頃は40玉交換から33玉交換が主流で、稼働も良かったし十分粗利も取れていた。ホールはその頃の営業を思い出さないといけない。機械のスペック等などホール側からメーカーにもっと意見を出し、ホールとメーカーが協力して業界の変えていかないといけない」と主張。業界等価からの脱却とそれを想定した機械づくり、機械の運用の必要性を説いた。

 なお、同セミナーは受講費の一部を今年9月に大雨による影響で鬼怒川の堤防が損壊し甚大な被害が出た茨城県・常総市へ寄付する目的で開催。全受講費から会場費など必要経費を引いた31万4332円が常総市へ寄付された。 

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