13回目となった今回は、第1部に管理者向け、第2部に一般スタッフ向けの各セミナーを実施。また、セミナーと並行して合同展示会を催し、業界関連企業31社が最新機器やサービスなどを出展した。
第1部のセミナーでは、北海道警察本部生活安全部保安課の渡部泰光課長補佐が、「ぱちんこ営業における健全化の推進について」と題し、のめり込み防止対策の推進をはじめ、遊技機の不正改造の絶無、賞品買取り行為の絶無に言及。また、業界が取り組む自主的な取り組みについて、「足並みを揃えて健全化に取り組むことを期待している」などと述べた。
また、セキュリティ会社のジャパン・セキュリティ・サービスの高石隆一代表が「管理者のホールセキュリティ」を講演。従業員による設定漏洩や窃盗などの内部不正、従業員のミスによる行政処分などの実例を紹介し、社員教育や社内体制づくりの重要性を指摘した。
第2部では、道警本部刑事部捜査三課の定森裕信課長補佐が「遊技場内における窃盗事件の発生状況について」と題して講話。ホール内では遊技台に置いていた財布や出玉、ICカード等が盗まれる事件が多いと指摘し、被害に遭いにくい環境づくりや遊技客の自主防犯の促進などを要望した。また、事件発生時の注意事項として、従業員の安全確保を第一にあげた。
引き続き、いいパチンコ有限責任事業組合のボンペイ吉田氏、第一部と同じくジャパン・セキュリティ・サービスの高石代表がそれぞれセミナーを行った。
合同展示会では、40年ぶりに復活するA-gon社の「手打ち式パチンコ」をはじめ、設備機器や各種サービスなどが展示され、当日は約500名超のホール関係者らが集まった。