開発したのは、Facebookのバナー広告を通して、バナーにアクセスしたユーザーのデータを蓄積できるFacebookアプリ(特許出願済)。ユーザーは広告に付属された特典などと引換えに自分の登録データを提供する仕組みで、データ提供を承認したユーザーの性別やメールアドレス、住所(市区町村まで)などを自動で蓄積する。アプリの管理画面に蓄積されたデータをもとに、メールマガジンの発信やセグメントにあわせた広告宣伝などが行えるようになる。
パチンコホールでは著しく射幸心をそそるような広告・宣伝や特典等の提供はできないが、同社では「適正な範囲内のお店や企業の情報でも、パチンコやパチスロに興味のあるユーザーからデータ提供の承認を得られるのではないか。本来ならお店に来てもらわなければユーザーデータは集められないが、Facebook広告を活用すれば来店していないユーザーのデータも蓄積できる点が魅力だ。集客だけでなく新卒採用などの求人の手段としても使える」としている。
Facebook広告は、自店や自社のFacebook管理画面から作成が可能で、18歳以上や性別、エリア、趣味など、対象とするユーザーのセグメントを設定することが可能。
同アプリはすでに飲食業界や語学学校などの大手企業でも導入実績があるという。広告市場においてFacebookの活用が今後さらに拡大していく見通しから、同社ではパチンコホール業界にも集客手段の一つとして同アプリを提案していく方針。