5月の定時社員総会で選任された東野昌一代表理事が、代表としてはじめて会見に臨み、「これまでは自由に発言させてもらっていたが、今後は私の言動が同友会の言動と捉えられるという重みを感じている」と挨拶。
また、日遊協への団体加入の動きが活発化している点について、「松田前代表の『業界がひとつになるべき』との思いがスタートになっていると思っている。同友会が団体加入第1号だという自負がある。皆で産業として行動をともにし、それぞれの立場で(メッセージを)発信することが大切だ」と述べた。
日遊協総会における保安課長の行政講話に対しては「同友会会員の皆が重く受け止めている。過度に射幸性に頼った営業に依存した結果、ファンを減らしたのは明らかだ。次世代に胸を張って事業を継承するために何をすべきかは答えが出ている。自浄作用で健全化を推進する」と話した。金光淳用副代表も「規模が大きいので時間はかかるが、法の理念に沿って営業する体質に改善しなければならない。強制力を伴い変えられるのではなく、自律的に変わることが大切だ。これ以上エスカレーションしない方向に業界の未来がある」と射幸性の抑制が重要課題だとの認識を示した。
なお、当日の理事会では新たに再編された3つの委員会活動がスタートしたことなどが報告されたほか、依存問題対策としてファンに向けた啓蒙用のイメージ動画の作成に着手していることも明らかになった。