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記者会見で質問に答える佐野新理事長。(写真中央)
総会の冒頭では里見理事長は任期中の8年を振り返り、「残念ながらこの8年で業界は大きくシュリンク(縮小)したが、パチンコ・パチスロ業界そのものは決してこの世から消えて無くなるような業界ではないと思っている。組合員の皆さんにはこの8年間で残念ながらいい方向に持って行けなかったことをお詫び申し上げ、佐野新理事長には日電協と業界が発展できるように頑張ってもらいたい」と挨拶。
総会終了後には新役員が記者会見に臨み、現行AT・ART機の新台販売期限である11月末以降の展望を聞かれた佐野新理事長は、「射幸性のキツイ台が流行っている状況であれば問題だが、実際にはそうではない。今後は射幸性のゆるやかな台にしか許可が出ないが、そういう台が案外(市場での評価が)いい。あとはメーカーの努力で面白い機械が出るのではないか」と前向きに回答。一方で「指示機能の主基板移行後も一部問題となる性能が残っている」として、この件について関係団体とすり合わせを行っていることを明らかにした。
なお、平成26年度中に発給された日電協証紙の枚数は80万2,642枚で前年に比べ5.5%増加した。