このほど実施された日工組の内規変更で、初当たり出玉に最低大当たり出玉を規定する方針が示された点をめぐり、この最低初当たり出玉は一連で得られる区間出玉に解釈されることがわかった。
初当たり出玉に最低出玉が規定されたことにより、いわゆる“出玉のない大当たり”は初当たりから排除される方向性が示されていたが、確変消化中、1回は必ず最低出玉分の大当たりを獲得できる場合はこの限りではない。
たとえば初当たりから必ず電サポ状態となり、終了までに1回は最低出玉分の大当たりを獲得できるループタイプが該当し、この場合は初回当たりに出玉なし大当たりが認められるようだ。
一方、規定回数以内での次回大当たりが保障されないST機については初当たりの時点で最低出玉の確保が求められる。
今回の内規変更の目的は射幸性の抑制による依存症対策。現行1/400の大当たり確率を1/320に引き上げたほか、初当たり出玉(初当たりにかかる一連の区間出玉)の最低出玉を規定。1回の最大大当たり出玉の1/3以上で、かつ600個以上とされた。
内規変更の適用は今年11月1日以降の新台納品分から。変更後の大当たり下限値を下回る現行MAXタイプなどの新台販売は10月いっぱいまでに期限が区切られた。