東京消防庁立川消防署は2月5日、『SAP立川店』(東京都立川市/経営・サンキョー)の従業員・可兒真澄さん、川本真由美さんの2人に、消防総監感謝状と立川消防署署長感謝状を、それぞれ贈呈した。
この表彰は昨年12月30日、同店の駐輪場で意識不明で倒れていた70歳の男性に適切な救護措置を行なった功績に対するもの。
可兒さんは、「最初確認した時に、その方の息と脈が感じられませんでしたので、急いでAEDの準備を始め、電気ショック、心臓マッサージ等を施しました。その後、体が動き出し、これで助かったとホッとしました」と当時の状況を回顧。可兒さんは普通救命士の資格所有者でもあり、その講習を受けていた事が功を奏したという。
立川消防署の石川孝政署長は、「心肺停止状態で人が助かって社会復帰できる今回のような例は極めて稀なケース。皆様の連係プレーがあってのこと」と2人の行動を讃えた。