健全化機構の河上代表理事が逝去

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 遊技産業健全化推進機構の河上和雄代表理事が2月7日、敗血症のため逝去した。享年81歳。

 河上代表理事は東大法学部卒業後の1958年(昭和33年)に検事に任官。とくに東京地検特捜部時代には田中角栄元首相がかかわった政界汚職疑獄「ロッキード事件」の捜査を担当。その手腕が高く評価され、昭和58年には特捜部長に就任した。1991年(平成3年)4月に退官。

 退官後はテレビ番組のコメンテーターを務めるなど、知名度は全国区に広がったが、そんな中で2006年8月、遊技機の不正改造撲滅を目的に、すべてのパチンコ業界団体を社員に束ねて設立された遊技産業健全化推進機構の初代代表理事に就任。1月の会議にも出席するなど、指導力を発揮していたが、今回現任のまま他界した。

 機構では検査員を編成し、全国のパチンコホールに対し、随時・無通知検査を実施。2007年の開始から昨年12月まで延べ2万軒を超えるホールへの立入実績を上げていた。

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