協定締結先の企業は災害時に市と協力し、市民生活の安定を図るため、災害応急対策にあたる。今回の協定は、アプリイが駐車場や敷地を開放し、被災者の一時収容や救援物資、救援車両の受け入れに協力することや、食料や飲料水、必要な資材の提供に協力すること等が主な内容。
アプリイでは会員として所属する日本遊技産業経営者同友会のCSR活動の一環として「災害時協力店舗づくり」に取り組んできた。今回の協定締結は、こうした活動が結実した成果の第一歩となった。
締結式には袋井市役所側から原田英之市長をはじめ市議会および市の担当者、アプリイからは山本芳司代表取締役をはじめ役員が出席。協定書への署名に続き原田市長、山本代表が挨拶し、
「アプリイ様の店舗の広い駐車場と敷地をいざという時使わせてもらうのは、我々にとってありがたいし頼もしい。今後も企業活動を行う中で、市の防災活動などにも寄与してもらえれば」(原田市長)、「3年前の震災では私たちの同業者にも被災した方いる。震災後を視察し、自然災害の恐ろしさを目の当たりにし愕然とした。その経験を踏まえ、災害時地域の皆様の立てないかと取り組んできた。これからも市民の方々の安定した生活のために微力ではあるが協力していきたい」(山本代表)等と述べた。