客に提供した賞品を直接買い取った風営法違反(自家買い)容疑で、鹿児島県・沖永良部島のパチンコ店役員2人が11月4日までに県警生活環境課と沖永良部署に逮捕されていたことがわかった。11月5日付南日本新聞が報じた。
報道によると自家買い容疑の逮捕は県内初。逮捕されたのは藤芳徳容疑者(50)と妻のみさよ容疑者(50)。両容疑者が経営するパチンコ店《スリーセブン沖永良部店》敷地内にある賞品買取所で10月2、4日の2回にわたり、客が出玉と交換した賞品(プラスチックケース入り金貨)を計1万600円で買い取った疑い。
両容疑者はパチンコ店と賞品買取所の両方を経営。パチンコ店は同店のほかに3店舗経営しているという。
逮捕のきっかけは9月頃に県警に寄せられた匿名の情報提供。逮捕当日の11月4日には同店および本社事務所など3カ所が家宅捜索され、収支記録やパソコンなど約150点が押収されていたという。