昨年7月から稼動を開始している第一発電所の隣接地に建設された第二発電所は、約3万5000平方メートルの敷地内に約8000枚の太陽光モジュール(パネル)を設置。第一発電所と合わせて最大出力は約4メガワット、年間発電量は約380万キロワット時となり、一般世帯約1060世帯分の使用電力量に相当する電力供給が可能になった。
総事業費は第一、第二発電所と合わせて約15億円。同社と厚木市で市内15の公共施設に電力を供給する契約も締結されている。
また、同社では、栃木県那須郡のゴルフ場跡地に計画出力約20メガワットの大規模太陽光発電所の建設も進めており、平成28年1月の完成を予定している。
開所式には黒岩祐治神奈川県知事、小林常良厚木市長など多数の関係者が臨席。大泉社長は「厚木市内の15の公共施設に電力を供給する契約を締結したが、これこそまさに地産地消だと思っている。今後もより一層、電力事業を強化していきたい」と挨拶した。
また黒岩知事は「我々は2030年までに分散型エネルギーの比率を45%にする『かながわスマートエネルギー構想』という大きな目標を掲げている。エネルギーの最先端の県を目指していく中で、今後も神奈川電力が神奈川のエネルギーを引っ張っていくことを期待している」と述べた。