議案審議では上程された議案をすべて可決、承認。任期満了に伴う、役員改選では金本代表理事を再選したほか、副代表理事に佐藤公平氏、齊藤周平氏、加藤英則氏(新任)、また新任5名を含む9名の理事を選任した。
総会の冒頭、挨拶に立った金本代表理事は、10年前と現在の玉単価、玉粗利を比較し、負担が増したことによって4円パチンコのお客様が減っている現状を分析。「4円パチンコのお客様を増やすことが業界にとって大きな課題」とした上で、「回る台を作ることが可能になったと聞いている。実際どういう機械が出るか分からないが、楽しみにしたい」と、6月2日型式申請分から適用される新内規パチンコへの期待を述べた。
また、来賓として挨拶を行った警察庁生活安全局保安課の大門雅弘課長補佐は、のめり込みに起因する各種問題や遊技機の不正改造事犯、賞品買取り事犯、違法な広告宣伝が後を絶たない等、まだまだ健全化を阻害する要因が残されていると指摘。健全な娯楽となるための取り組みを強く要請した。
なお、総会後に開催された公開経営勉強会では、商人舎の結城義晴社長が『PCSAのための現代化チェーンストア経営論 ~純粋渥美俊一批判~』、エムズの的場一郎代表が『チェーン店の成長戦略 チェーン展開で業容を拡大する過程で生じる課題と対処法』と題して、それぞれ講演を行った。