5月21日に名古屋市内で開かれた愛知県遊技業協同組合(西原英烈理事長)第53回通常総会の来賓挨拶で同県遊協顧問の赤松広隆衆議院議員(民主党/衆議院副議長)が、今国会に提出されているIR推進法案(特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案)の審議入りが見送られ、今秋の臨時国会以降に持ち越される見通しにあると語った。今国会の会期は6月22日まで。
また赤松議員はカジノの国内解禁に反対の立場を明示。安倍首相はカジノ推進派であるとしながらも、「マカオ、韓国、シンガポール、ラスベガス、どのカジノにも必ずマフィア、暴力団が絡んでいるのが実態。とくにマカオはマネーロンダリングの温床になっており、このことを良識ある国会議員に訴えていきたい」と指摘した。
IR推進法案はカジノ施設を含む統合型リゾート(IR)の国内整備を政府に促す法案。法案が可決されると政府は同法施行から1年以内にIRの運営にかかわる具体的な法整備(実施法の制定)を進めることになっている。