2007年11月に始まったパチンコホール向け銀行ATM(現金自動預け払い機)のフィールドテストが実施エリアを拡大する形で第2段階に入ることがわかった。
第1次は07年11月に東京と神奈川の10店舗でスタート。昨年2月には埼玉と千葉、それと関西の兵庫と奈良も加わり、1都5県・計150店舗に1台ずつ導入されていた。
今回の第2次では茨城、栃木、群馬の3県を追加。従来実施していた1都3県を加えた1都6県の関東エリアに250店舗の追加導入を見込んでいる。これにより第1次の150店舗(150台)を加えた導入総数は400店舗(400台)になる。
利用制限も追加される。これまでは1日の限度額は3万円、引き出しも預金残高に限り、キャッシュローンの利用を排除していた。第2次以降はこれに月額15万円以内の利用制限が新たに加わる。
これはシステム運用会社のトラストネットワーク(東京)からの提案。過去の利用履歴から割り出した一人あたりの月額取引高の約95%が10?15万円の範囲に集中していたためで、のめり込み防止への配慮からトラスト社が自主的に取り組むものだ。
なお福岡でも10店舗のフィールドテストが実施される予定だ。