全日遊連の加盟店調査で、9月中のパチスロ機の月間増台数が07年の調査開始以来、過去最高を記録したことがわかった。
全日遊連加盟店に設置される9月末現在のパチスロ機の合計は前月比5643台増の126万324台。これまでの月間増台記録983台(今年4月)を一挙に5.7倍も更新した。10月から始まる入替自粛に備え、上げ潮で推移していたパチスロ機に対する新台ニーズが集中したものと見られる。
対照的にパチンコ機は今年に入って最大の減台に見舞われている。9月現在の設置台数は前月比2665台減の293万8627台。自粛前の駆け込み需要をパチスロ機にさらわれた格好だ。ちなみにこれまでの最大減台は07年10月の1万6575台。しかし増台基調に転じた08年以降で見ると今回は09年1月のマイナス2812台に次ぐ減台幅となっている。
9月末現在の営業店舗数は前月比3店舗減の1万1553店舗。廃業店舗数から新規店舗数を差し引いた純減店舗数は4店舗で推移している。