日遊協セキュリティー対策委員会では7月29日、日遊協本部会議室において記者会見を開催。ファン雑誌を発行する出版5社((株)笠倉出版社、(株)竹書房、辰巳出版(株)、(株)白夜書房、(株)双葉社)が発足した「パチンコ攻略法詐欺撲滅ファン雑誌連絡会」と協議を行い、8月より「パチンコ攻略法撲滅キャンペーン」を展開することを発表した。
パチンコ・パチスロの必勝法を教えると偽って大金をだまし取る、いわゆる攻略法詐欺は一部のファン雑誌広告、インターネットサイト、携帯サイトなどでばらまかれ、モニター募集、打ち子などと謳い呼び込む手法で被害が拡大しているが、同委員会では昨年7月よりファンからの相談窓口を開設し、1年間で117件の相談が寄せられているという。
山田久雄同委員長(日遊協副会長)は「国民生活センターの最新の発表では04年から今年6月30日までの間に全国の消費生活センターに2万1006件の相談が寄せられ被害申告総額は100億円を超えているが、氷山の一角。今回賛同いただいたのは攻略法詐欺の広告を出していない5社であり、ファンに近い雑誌の中でアピールすることは攻略法詐欺撲滅に効果的なものとなる」と述べた。
会見には各出版社も出席。5社の発行するファン雑誌の各8月号より半年間に渡り誌面にて同一のロゴマークを使いながらキャンペーンを行う方針も発表された。