大手カード2社が決算報告、加盟店舗は大幅減

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 遊技機用カードシステム機器を製造・販売する日本レジャーカードシステム(株)の2004年3月期の営業収益(カード発行額面の合計、システム使用料、機器の売上、磁気カード代金などを合わせたもの)は3兆9098億9100万円となり、前期(4兆6417億円)と比べ大幅に減少した。営業収益から営業費用を引いた営業利益は86億9600万円(前期120億4800万円)、経常利益は84億5600万円(前期119億1900万円)となり、いずれも減少した。当期未処理損失は136億8000万円となった。収益が減少した点について同社広報は、「ICカード導入店などカードレスの店が増加したことにより、磁気カード分の売上が減少したことや、ダブルサンド、スロット専門店への移行による解約が増加したことが減収、減益に影響した」と説明している。

 一方、昨年10月に日本アドバンストカードシステムと合併した日本ゲームカード(株)の04年3月期の営業利益は45億9600万円(前期41億2100万円)、経常利益は46億6700万円(前期42億2400万円)と微増した。日本ゲームカードの広報は、「新製品の出荷が好調だったことに加えて経費節減、仕入れの効率化など合併の効果が出てきた。今後はパチスロやパチロットのCR化が好材料になる」と分析した。

 なお、加盟店舗数は日本レジャーカードシステムが今年7月末で3293店舗(前年7月末3954店舗)、日本ゲームカードが今年の7月末で3887店(前年7月末は日本アドバンストカードを含め4634店舗)と大幅に減少している。

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