狩野選手は2006年トリノ大会でパラリンピックに初出場、2010年バンクーバー大会では「男子座位スーパー大回転」で金メダル、「男子座位滑降」で銅メダルを獲得。今年3月に開かれるソチ大会で3大会連続の出場となる。
冒頭、挨拶に立った韓裕社長は「私たちは夢を描き、夢に挑戦することに価値があるということを常に社員とともに共有している。夢に向かって挑戦を続けてきた狩野選手をマルハンとしても全社を挙げて応援したい」と激励するとともに、同社社員が応援メッセージを寄せた色紙を狩野選手へ贈った。また、会場には狩野選手の出身校である北海道網走市立第一中学校の生徒たちがメッセージを寄せた横断幕が飾られたほか、同校の生徒たちによる応援ビデオメッセージも上映された。
報道陣を前に決意表明を行った狩野選手は「前回バンクーバー大会後、どこか心の奥底で芽生えた満足感、達成感に苛立ちを覚えることもあったが、今となっては良い意味で過去のものとして自分の中で受け入れている。もう一度挑戦者として、まずは自分の力を出し切ることを目標にソチの難コースに挑んでいきたい」と力強い意気込みを語った。
なお、ソチ大会で狩野選手は3月8日に「滑降」、9日に「スーパー大回転」、11日に「スーパーコンビ」、13日に「回転」、15日に「大回転」の全5種目に出場を予定している。