まず1部として、同社客員研究員で元金馬車の人材開発部長の田村邦夫氏が「店の魅力をどう伝えるか」をテーマに講演。田村氏は店の魅力を入社希望者に正確に伝える方法として、(1)採用環境の変化を知る、(2)採用計画を作成する、(3)社内体制の整備、(4)アウトソーシングを上手く使う募集活動、(5)会社説明会を行う、(6)採用・選考で「選ばれた」という自覚を持たせる、(7)内定後のフォーローは適切に行う、の7項目を挙げた。
とくに田村氏は、「意識の高い学生は早く活動するため、早い段階での採用計画を設定し、会社説明会においても2月中旬から3月上旬には行うべき」と述べ、早い時期に募集を行う必要性を説いた。
第2部では学生向けホームページ「みんなの就職」を運営しているみんなの就職(株)の川上裕人氏が「今時の学生の就職活動と採用活動」をテーマに講演。川上氏は現在の学生の就職活動について、「学生の意識は年々変化してきている。いい意味で自社のことを隠さずに何でも話し、疑問点や不安点を解消してあげる必要がある」と講演した。
また講演終了後には両氏を交えてパネルディスカッションを行い、企業側として田村氏が、学生側として川上氏が作用時の注意点などについて説明した。