3機種の取消し事由が明らかに

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 10月1日、鳥取県公安委員会は『アラジンA』(サミー)、『サラリーマンキンタロウ』(ロデオ)、『ミリオンゴッド』(ミズホ)の3機種のパチスロ機に検定取消し処分を出したが、その取消し理由がグリーンべるとの取材でこのほど明らかになった。その内容は以下のとおり。

■『サラリーマンキンタロウ』と『ミリオンゴッド』の場合

 再遊技にかかる図柄の組み合わせを全く表示しない性能を有する。再遊技を行わないことで、単位時間あたりの遊技メダルの投入数が増加し、施行規則第7条で規定される1分間におおむね400円の遊技料金に相当する数の遊技メダル(20枚)を超える。こういった性能が別表第5の(1)ヘ(イ)遊技の公正を害する調整機能を有しないものであることに適合しないものと認められる。

■『アラジンA』の場合

 AT機能は通常作動したときから遊技が10回行われると、その作動を終了する。ただし、AT機能作動中は、1回の遊技毎に内部抽選と並行してAT機能の作動の延長にかかる抽選が行われ、これに当選した場合には、最小でも遊技が10回行われるまで、その動作が延長され、最大では遊技が約5000回行われるまでその作動が延長する。この場合には約10時間で約7万5000枚(約150万円)もの遊技メダルを獲得することができる。このような性能を有する『アラジンA』は、施行規則7条に規定する短時間に著しく多くの遊技メダルを獲得することができる性能を有する。また、本機のAT機能は遊技機の技量介入性を著しく阻害するものであり、問題なしと言えないところ、これが最大5000回もの間、作動する可能性があることで、本機は、遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則別表第5(1)ヘ(イ)遊技の公正を害する調整機能を有しないものであることに適合しないものと認められる。

 なお3機種は遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の第11条に規定される検定取消し規定の第1項によって検定が取り消された。同項の場合、当該メーカーに対する3年間の検定申請の禁止は適用されない。

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