今回の新機種は従来の海シリーズとは全く異なる古城を舞台とした冒険活劇となっているが、大型液晶には業界初の5リール15ラインが使われるという画期的なもの。スモール予告などの前兆を経て、リーチもダブルリーチからトリプル、フォースリーチ、そして大当たりへと期待感を煽る仕組み。
音響はムソルグスキーの「展覧会の絵」を中心にクラッシックの名曲をセレクト、重厚な味わいを出している。同シリーズはスペックにより『CRキングパニックM33』と『CRキングパニックL32』の2つに分かれ、前者は低確率時の大当り確率が1/338.5(高確率時1/67.7)で15ラウンド・9カウント。後者は低確率時の大当り確率1/326.5(高確率時1/65.3)で15ラウンド10カウント。両者とも1/2の特定図柄(3・5・7)で確率変動1回。確変終了後は、100回転の時短が付く。
当日開催された記者会見には同社研究開発室の神谷延正副部長、東京本部の盧昇営業企画部長、金沢全求常務取締役、渡部幸男営業部長、そしてミスマリンちゃんのキャラクター役の大久保麻梨子さんが出席。
「今回の発表会は当社として2年ぶり。メガヒットをした新海物語の次機種にふさわしいもの。パニックという名は当社のブランドネームであり、その名にふさわしい機械、スペックとなっている。今後はシリーズとして第二弾以降も発表していく予定で、(第一弾は)10万台を目標に考えている。8月の末で新海の受注は終わり、9月からキングパニックの受注に切り換えていく。ファンの心を掴み、納得してから買って欲しい」
と神谷副部長が述べ、できれば旧海物語の入替え対象機として販売を行っていく方針を示した。