会見の席上で宮本常務はまず同機について、上半期の『CR天才バカボン2』シリーズに続く下半期の戦略機種との位置づけであり、好評だった「バカボン2」に寄せられた様々な意見を分析した上で取り入れ改良が加えられていると説明した。
また現在のパチンコ機開発は版権物抜きでは考えられないとしながらも、「どんなに面白い作品でも、パチンコとしての面白さに合わなければ当社では商品化しない。これが版権物に対する基本的な考え方である。当社においてキャラクター物はパチンコの面白さを演出するための脇役で、キャラクターを使うことでどの様にパチンコの面白さを膨らますことができるかそれを念頭において開発を行っている」
と版権物に対するスタンスを述べ、
「(同機を)ただ版権物として見るのではなく、ハットリくんという色々なキャラクター、または忍者という世界観をパチンコに取り入れることで、当社の開発陣がどの様にパチンコの面白さを膨らませることができたのかというところに注目してもらいたい」と自信を覗かせた。
なお「忍者ハットリくん」は、「月刊コロコロコミック」(小学館)などに連載された藤子不二雄A原作のコミック。1980年代にはアニメ化もされ、多くの子供たちに人気のあった作品である。
同機の導入は9月下旬からで、市場導入に合わせて週刊フライデー、週刊プレイボーイ、週刊ポスト、週刊モーニング、女性セブンの5誌での掲載を含めた豪華賞品の当たるキャンペーンを展開し、パーラーでの稼働をサポートする。