アルゼのグループ企業であるセタが製造・開発するセタカードシステムの導入店舗数が3月末時点で全国42店舗に達したことがわかった。アドアーズの決算短信(4月25日)が伝えた。
セタのカードシステムは、IC機能や入金・紙幣搬送機能などの付加価値を省き、現金の一元管理や精算機能などシステムの機能を最小限に絞り込み、徹底したローコスト戦略を取っているのが特長だ。
セタシステムは毎月のランニングコストも基本管理料の9万8千円(1カ月)と継続使用可能な生カードの1枚当たりの5円の経費のみでカード発行管理料はゼロ。さらに導入時に兄弟会社のアドアーズの5年間のレンタルシステムを利用すれば、初期費用の大半は抑えられることになり、資金力のない店舗や経費を極力抑えたいという店舗には同社のシステムは魅力に映りそうだ。