重症の心身障害者が入園、利用している社会福祉法人・島田療育センター(東京・多摩市)を支援していくために都内遊技場組合などから平成14年度中に募られた浄財募金が1月29日、島田寮育センターを守る会(稲葉憲司代表世話人)を通じて同センターに贈呈された。贈呈式には島田療育センターの木実谷哲史院長、山川常雄常任理事が出席した。
この島田療育センターへの寄付活動は、昭和50年から都内の業界関係者らで組織する「守る会」のメンバーが各遊技場組合などに協賛をよびかけて実施してきたもので、今年は40団体などから総額675万8972円が集まった。これでの累積募金額は1億7346万4533円となった。
島田療育センターの木実谷院長は、「当施設は日本初の重症心身障害児の施設として創設された。昭和33年に土地を寄付していただいたのが当時の日本橋遊技場組合長の島田さんだった。また、その後の苦しい局面でも立ち上げって頂いたのは業界の方たちだった。27年間の寄付も累積で1億7千万円以上となった。厳しいなか、毎年寄付をいただき本当に感謝している」と謝辞を述べた。
今回の寄付金は、医療機器の補充のほか、センター利用者の施設環境の整備などに当てられる。